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新型インフルエンザ対策 遅すぎ!

「新型インフルエンザの流行拡大に備え、舛添要一厚生労働相は27日、病院など医療機関での夜間診療時間を延長し外来患者の受け入れ態勢を強化するなどの対策を検討するよう、近く各都道府県や医療関係団体に要請する考えを明らかにした」(医療介護CBニュースから)

え?

今まで、やっていなかったんですか? 近く要請するって…今すぐやらないんですか?

「厚労省は各医療機関での病床数や、治療機器の配備状況を把握するための実態調査も行う」
(同ニュースより)

は?

これから調査するんですか?

「厚労省によると、沖縄県では、すでに医師会所属の医療機関に診療時間延長を依頼し、電話相談員のボランティアも増員。また、重症患者に迅速に対処するため、各病院の人工呼吸器の使用状況を把握するためのネットワークも構築した。厚労省は今後、こうした取り組みをほかの都道府県にも紹介する。」(同ニュースより)

なに?

いまからですか?

舛添さん! ちょっと、遅すぎるんじゃないですか?
「どうせ自分は大流行になるころは大臣じゃないし…」とか思ってたわけじゃないですよね。

この間、厚生労働省の中でシステムの問題に取り組んでいたことは聞いていますが、
新型インフルエンザについては、
無駄な検疫に多額の資金と人員をつぎ込むなど、失敗もたくさんありますよね。

重症患者対策が重要だという指摘が早くから上がっていたにもかかわらず、
結局何も対策ができていない、ということだったのでしょうか。

だれが大臣になっても、どの政党が政権を握っても、
残された課題はあまりに大きすぎます。

どうなるんでしょうか、これから…。





マニフェストにないもの 保育所に看護師を!

「おかあさん、選挙、だれに投票するの?」
このところの選挙報道で、うちの子どもも(小6)選挙の行方が気になるようです。

「民主党に入れなよ」
「どうして?」
「だって、中学校や高校でお金がかからなくなるんでしょう。うちも助かるんじゃないの?」
「うん。確かにね。でもさ~、そのせいで国の借金が増えたら、
あなたたち、いまの子どもが大人になったときに、払わないといけなくなるかもしれないんだってさ」
「ふ~ん。でも、大丈夫。そんなことになったら、デモとかして反乱起こすから」
(おお、たのもしい!)

私は、子どもには、自分で善悪の基準や理想をもってほしいから、
あまり自分の主義主張を押し付けないように、言葉には気をつけているのですが、
今の、世間の流れは確実に子どもにも反映されているようです。

それにしても、マニフェスト選挙とか言っていますが、
どの党をとっても、正直言って、ビジョンがほとんど見えず、
政策の優先順位もあいまいな気がします。

少子化対策なら、まずやってほしいのが、
・安心して子どもが産める場所づくり(お産難民の解消、産科医療の充実)
これは、出産費用を50万円を出すよりも、
よほど、緊急に必要なことでしょう。
産科医の開業資金を全額負担して医師不足を補うとか、思い切った政策はだせないものでしょうか。
産科だけでも医療事故対策委員会や、補償制度を国の全額負担で整備するとか、
先行してやってほしいものです。

次に、
・保育所の待機児童の解消、
・夜間保育・休日保育・病児保育の充実
 ~すべての保育所に看護師を置くなど、女性が働き続けられる保育所政策を公費で行う
・シングルマザー・ファザーでも子育てしやすい環境をつくる
なども先行すべきだと思います。

なかでも、
「全保育所に看護師を」というのを、マニフェストにはぜひ入れてほしかったと思います。

私はここ数年、全国の保育所の取材の仕事を続けているのですが、
どこへ行っても、
夜間保育、休日保育は、
民間や非常勤・パート任せですし(公立の保育士の労働条件を守るため!!)、
病児保育(病気の子どもの保育)もほとんどやっていません。

看護師がいないから、という理由で、今は、薬を持参して飲ませてもらうこともできません。
それで、ちょっとしたカゼ薬でも、一日3回飲ませるべきところを、
医師に頼んで、家で朝晩、飲ませるように2回に分けて処方してもらうなど、
かなり危険なこともしなければならないのです。

それでも、預けられればまだいいです。
朝の時点で37度ぐらいなら預かってくれますが、38度では預かってもらえないから、
朝方、無理やり、熱さましで熱を下げて預ける、みたいな綱渡りを私もやっていました。

うちの子が小さい頃にようやく始まった病後児保育(はしかやインフルエンザなどは、熱が下がってからもまだ感染の危険があるということで、普通は休ませなければならないのですが、
病後児保育があるところでは、熱が下がってからなら預かってくれます)
も、とても使える制度ではありません。
看護師さんのいる保育所でも、せいぜい、
一か所の園で、一人か二人のこどもを「予約制」で預かる
ぐらいですから。(制度があっても、全市で5~10人の受け入れしかない)

違う病気の子同士は、感染の危険があるため、同室にできないので、
麻疹とおたふくかぜが同時期にはやっているときは、
部屋が一つしかなければ、どちらかの病気の子しかあずかれないのです。

その結果、乳幼児を抱えている親は、感染症のたびに、年に何回も、
丸1週間ずつ休まねばならないのですが、
それがどんなに民間企業やパートで働く女性の労働実態とかけ離れているか、
今度の選挙でも、だ~れも言ってくれません。

もちろん、子育て世代の労働者が、
子どもが病気の時ぐらい安心して休める「看護休暇」のような制度も必要ですが、
熱が下がって元気になった子どものために、何日も仕事を休めるほど、
人的な余裕のある会社は少ないと思います。

一方、保育園に行っていない家庭保育の子どもに対する子育て支援は、
だいぶ、浸透してきましたが、
これも、どこにでもある普通の公立保育所の職員さんにやってもらうことによって、
保育士さんの視野を広げたり、子育てニーズを知る上で
ずいぶん役に立っているというのが私の実感です。

ここに看護師さんも入ると、よりよいサービスができるのは間違いないんです。

核家族の一対一の家庭保育で煮詰まってしまったり、
孤立してしまう母親たちの悩みを聞くことが、
虐待の予防や育児ノイローゼの予防につながっているという話はよく聞きます。

看護師さんが保育所に毎日かかわれば、
子どものからだの状態もチェックしたりできますから、
もっと専門的に虐待のサインも見つけられるし、
活動を広げられる可能性が出てくると思います。

少子化対策を言うなら、お金をどうばらまくかじゃなくて、
そういう最低限、かつ、質の向上につながるところを改善して、
まず、安心して働ける条件や、安心して子育てできる体制作りをすべきなのですよ。

母親が仕事ができれば、手当てをあてにしなくたって、子育てしようかなという気にもなるし、
二人目産もうかなと思う人は多いはずです。
子育てが母親だけのストレスの多い仕事でなくなったら、
虐待だって減るはずです。

看護師さんだって、足りないとは言っても、今の病院の条件では働けないために辞めている
子育て中の看護師さんがたくさんいるじゃないですか。
そういう方に、保育園で働いてもらうというのは、長い目で見て、
保育の質を上げることにもつながると思うのですが。

あ、ところで、うちの子の話に戻ります。

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新型インフルエンザ国内初の死者

新型インフルエンザ、忘れているわけではありません。
沖縄では国内初の死者が出ました。

夏には流行が一時期おさまり、秋に本格化するといわれていた新型インフルエンザですが、
沖縄では流行が続いており、
院内感染もなくなっていません。

この間の動きについて理解を深めるうえで役に立つ、
押谷仁教授の興味深いインタビュー記事がありましたので、
関心のある方は、ぜひお読みください。

週刊医学界新聞第2842号

見舞いの旅

母の見舞いに、子どもを連れて行ってきました。

今回は、札幌によってから、
母のいる病院のある街のウィークリーマンションに3泊して、
ほとんどお楽しみのないお見舞い旅行。

いつもなら、兄が車で温泉や動物園に連れて行ってくれたり、
お楽しみも多少はあるのですが、
今年は、みんなのスケジュールが合わなくて、
純粋なお見舞い旅行になりました。

しかも、もう4~5年、病院の介護病棟にいる母の状態は全く変化なしです。

リハビリは週2回に減り、リハビリの先生も新しくなっていくため、
母としては、最初は楽しみだったリハビリもさびしくなるばかりのようです。
それでもボケないのがほんとに不思議ですが。

脳梗塞なので、おしゃべりができず、筆談も、なかなかうまく通じません。

わたしたちに、どこに泊まっているかを聞きたかったらしく、
母は「りょかん」と書こうとして、何度も「リカン」
と書くのですが、それがわかるまでに、相当の時間がかかりました。

私たちが「何? ミカン? 食べたいの?」
「時間? まだ帰らなくていいかってこと?」
と的外れなことを言うので、
イライラが募り、プイと横を向いたり、泣き出したりします。

娘の私には甘えがあるせいか、
食事の時、テーブルのどこに何をおくか、
ゴミ箱をベッドわきのどこに置くか、
少しでも違うと気に入らないらしく、
怒ったような唸り声を出します。

孫やひ孫の顔を見るのがいちばんの楽しみになっているので、
夏休みは連れて行くのですが、
ふだん、ベッドに寝ているか、リハビリに行くかしかない母の世界はますます狭くなり、
最近は、
「おばあちゃん神経質になったよね」と子どもが言う通り、
だんだんと気難しくなり、孫にもイライラをぶつけることがあります。

小学生の子に3日間も、そんな見舞い生活をさせるのだから、
子どももつまらないだろうなと思っているのですが、
子どもは今のところ、
パソコンも持たず、仕事もしない私と何日間かべったり一緒に過ごせて、
ついでに病院のそばの地元スーパー(衣類や本屋も入った店)で
その時だけは少し多めに夏服を買ってもらえるのが楽しみなので、
行きたいと言います。

今年は唯一の気分転換で、
夕食時間にカラオケに行き、2時間、思う存分、歌いました。
二人で共通の趣味のジャニーズを一緒にうたったり、歌の点数を競ったりして、
ジャニーズ嫌いのメタボダーリンがいると出来ないことを楽しみました。

さすがに、来年は中学生ですから、一緒に見舞いに来ると言うかどうか、わかりませんが、
今年は少しだけ、変化がありました。

母の病室はほとんどおしゃべりのできない
寝たきりのおばあさんばかりの部屋ですが、
よそのおばあさんには、みな、食事時にはお連れあいがきて、
食事の介助をしていきます。
年金世代ですから、時間はあるのでしょうが、
毎日、朝11時半と、夕方4時半には全員、オジイサンたちがそろいます。
なかには
午後いっぱいを病院で過ごす方もいます。
付き添いがなければ、介護士さんがたいていのことはしてくれますが、
食事の介助をしながら、うちわであおいであげたり、
髪をとかしてあげたり、みなとても優しいのには驚きました。

そんな姿を3日間見ていたせいでしょうか。
たまたま、テレビでやっていた「ザ・ベスト・ハウス123」という番組の
夫婦の介護編のような回を最後までじっと見ていました。
高槻市の元市長が、妻の介護のために市長を辞任し最後まで介護した話などが紹介されたのですが、それと、病院での光景がリンクしていたのかもしれません。

子どもは次の日の朝、
帰ったら、おばあちゃんにはがき書いて送ろうかな、と自分から言い出しました。

最近は、子どもも、
おばあちゃんとどうコミュニケーションを図っていいのかわからない状態が続いていたので、
私が「絵を書いてあげたら?」と言っても「いやだ」と言っていたのですが、なんとなく、
何かしてあげなければという気持ちになったようです。

私も、そんな子どもの姿を見て、
人が老いる姿を見せるだけでも、この子にとっては
いい勉強になっているに違いないと思えるようになりました。

もしかすると、これが、母から孫への大きなプレゼントなのかもしれません。


バナナの日なんてあったの?

きのうは8月7日で「バナナの日」だったのだそうです。

いつからできたんでしょう?

日本バナナ輸入協会が語呂あわせでつくったそうです。
もちろんバナナの売り上げ増のため。

朝バナナダイエットは今もはやっているようですが、私も朝は結構バナナを食べます。

バナナダイエットをしている人は、やせるためだけでなく、
バナナの栄養価の高さや、免疫力低下、抗酸化力に注目しているようで、
朝ごはん抜きの人がバナナだけでも食べるようになったのなら、
まあ、食べないよりは食べたほうがいい、とあるドクターもおっしゃっていました。

しかし、私がどうしても理解できないのは、
それだけ健康が気になっているにもかかわらず、
農薬にはまったく関心を示さず、
スーパーの安いバナナで満足しているということです。

バナナは一時期、ポストハーベストが問題になったので、
多少、農薬は減らされているはずなのですが(本当のところはわかりませんが)
日本の残留農薬の基準自体が、相当、問題のあるもののようですよ。

残留農薬基準は、
農産物ごとに決められた「一日摂取許容量」が基準になっているのですが、
これがどうもあやしいのです。

ある反農薬の市民グループの資料によると、
この「一日摂取許容量」(ADI)は

(1)基準が設定されていない農産物への残留が考えられていない

(2)農産物以外(水、空気、魚介類、畜産品、乳製品、加工食品など)からの農薬摂取を考慮していない

(3)ADIは健康な成人に対するものであり、乳幼児、病人、妊婦などは考慮されていない。また、仮にADIの妥当性を認めるとしても残留基準は体重50kgの人を対象にしており、体重が低い子供などは無視されている

という根本的な問題を含んでいるそうです。

だからバナナに限らず、食品を選ぶときに、
少しでも農薬が少ないとわかるものがあれば、多少高くても、そちらを選ぶということが、
健康維持につながります。

健康だけではありません。

格差の解消(貧困の解決)にもつながります。

前にも書いたような気がするのですが、
私は昔、フィリピンにバナナの取材に行ったことがあります。

その時は大手のバナナプランテーションで農薬にどっぷりつかっているバナナを見たり、
農園で働く人たち(子どもも働いています)の健康が侵されている状況を聞いたりしました。

農園の労働者が賃金や労働条件引き上げなどの要求をしていましたが、
組合活動家が殺されたり、行方不明になることも珍しいことではないと聞きました。

その結果として、日本のスーパーに、安いバナナが山盛りに並ぶわけです。

一方、バナナが自生している山で暮らす人の家にも一泊、泊めてもらいました。

そこは電気のきていない村で、
夜、月明かりの中、山道を歩くと、
宇宙の空間に立っているように、
ホタルが飛び交っていて(その数は半端なものじゃなかったです)、
そのホタルを子どもたちがヒョイと手でつかまえては
私の服に、ブローチのようにつけてくれるのです。

その村から、フェアトレードで日本に送られてきているのが、
今、生協で注文して食べている「バランゴン」のバナナです。

朝バナナダイエット中の皆さんも、
バナナは低農薬、フェアトレードのものに替えてみませんか?

ところで、昨日の「バナナの日」、
私は何をしていたかというと…。

子どもと年一回のお楽しみ、某ジャニーズのコンサートに行きました。
ある曲のときに会場のみんなで、ペンライトでユニバースを作ろうという
呼びかけにこたえて、
青と白のペンライトを照らしたのですが、
その光が、まるでフィリピンで見た「ホタルの宇宙」のようで、うっとりしてしまいました。

おかげでけさは、ペンライトを振りまくった右腕がだるくて…。
でも、しばらくは、満たされた心で過ごせそうです。

皆さんも元気に夏休みをすごしてください。






医療記事の評価 「メディア・ドクター」

日本メディカルライター協会のセミナーに参加しました。
医療ライターの役割にかかわる「メディア・ドクター」のセミナーでした。

欧米にならって、新聞など、
マスコミの医療記事の評価をする「メディア・ドクター」をつくる試みが日本でも始まっており、
現在はその評価軸のあり方などをさぐる研究段階にあるということです。

そこで、二つの新聞記事がモデルとして取り上げられ、
それについて、どう評価するかを実際にやってみました。

取り上げられたのは大手新聞の記事で、
私が書いたわけではありませんが、
そこにもし自分の書いた記事が取り上げられていたら、
どういう評価が下されるのか考えると、
ちょっと冷や汗、でした。

評価軸は十項目ほどあるのですが、
一般の読者(市民)に必要な情報がきちんと書かれているか、ということを評価していきます。

自分が書いた記事が
本当に人々の役に立っているのか、
必要以上に危機感をあおるようなか書き方をしていないか、
(それは、不必要な治療を増やすことにもなります)
身が引き締まる思いでした。

そこで、席上、私がライターとして不安に感じていることをいくつか話したところ、
(メタボリックシンドロームの診断基準などについての疑問を持ちつつ
仕事としてはそれを前提に書かなければならない実態などを話しました)

ベテランの医療ライターの方から、「まったく同感」というコメントをもらい、
メタボについては、
講師の先生からも「私たちの間でもいろいろ意見が出ている」と聞き、
自分の問題意識はそう間違っていないのだな、と思いました。

いずれにしろ、医療ライターには市民と医療専門家をつなぐ大切な役割がある、
と思って私は仕事をしていますが、
ライターそのものは資格も学歴もいらず、誰でもなれるし、
体系化された理論もなく、個人の思いだけで成り立っています。

しかし、現実にペンの力は大きく、
実際、医療記事、医療報道が訴訟問題に発展することもあります。

つまり、
医師や医療機関に対して、治療への責任を求めるなら、
ライターは、自分も書いたものに対する責任をもたなくてはならない
ということになるわけです。

今回、同じように考えている人たちや、そのことを研究している方々がいることを知り、
その研究のゆくえに期待し、応援していきたいと思います。

  

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