Entries

医学不信が根底にあると、医師の処方する薬を、
できれば飲みたくない、飲ませたくないとどうしても思ってしまいます。

土曜日には薬の講座に行って、薬の効果がでるメカニズムを勉強してきました。
(このところ、けっこう、時間があれば真面目に勉強しているんですよ。
なんせ、医療記事を書くのは、専門家ではない私にとってはハードルが高いのです)
いまさらですが、薬をいつどう飲むか、
医師の指示にどんな理由があるのか、その根拠を学んできました。

ところが、きのうのNHKスペシャルでやっていた「うつ病」の治療薬の話は、
知り合いのMRさんが出ていると聞いたので(声は変えてあって、だれが話しているか
わからないよう処理されていましたが)見たのですが、
ある患者さんが5つの病院にいってもらった薬が、
病院によって全く違っていたというひどい状況でした。

番組では、日本ではうつ病のクリニックが増えているけれども、標準的な治療はなく、
医師によって、診断も処方も全く違うという実態が描き出されていました。

初回でいきなり3種類の抗うつ薬を出す病院もあれば、
そううつ病と判断して、そのための薬を出しているところもあり、
同じ患者さんに対して、これだけ違うのはなぜかという疑問が残ります。
医師のレベルアップや専門医制度の確立など、いろいろ課題があるようです。
また、認知行動療法という薬に頼らない治療法の効果も高いのに、
保険が利かないために普及しないという問題もあるようです。

ちょっと前、子どもが熱を出したときも、
普段と全く様子が違うので、インフルエンザだろう、と思って病院に連れて行きましたが、
発症してすぐなのでマーカーには出ず、普通の解熱剤と風邪薬をもらい、
土日を何とかそれでしのぎました。
月曜日に検査したらやっぱりインフルエンザでしたが、もう熱は下がり始めていたので、
リレンザはいりませんといったところ、とても嫌な顔をされました。
インフルエンザは、医師の完治の証明書がないと学校に行けないので、
完全によくなるまで、1週間待ちました。

最後に、完治までに時間がかかったのは、
リレンザを使わなかったからかもしれない、
「まあ、それはお母さんの考え方なので、いいんですが」
と医者にやんわりと嫌味を言われましたが、
あとで、リレンザについて調べたら、ぜんそくのある子供には危険があるとのことで、やっぱり
リスクを冒してまで使う必要はなかったと自分なりに納得しました。

うちの子は以前ぜんそくだったことは医師にも伝えてありましたが、
その医師はそれにはまったく触れませんでしたし、
タミフル耐性のインフルエンザが流行しているということが分かったら、
日本全国どの医者も判で押したようにリレンザを使うという日本の医療も、
何となく違和感を覚えます。

もちろん、薬の効果を否定するつもりはないのですが、
それをきちんと患者に理解できるように説明して、
適切な薬を適切に飲むよう指導してくれないと、
結局、病院でもらった薬が、
家のどこかの引き出しに眠ってしまうという状態になるのではないかと思います。

それこそ、医療費の無駄、ですよね。

(リレンザは、新型インフルエンザが流行した時のために、もらうだけもらっておけばよかったかな、と
いう気もちょっとしているのですが)
関連記事

コメント

[C592]

わたしもこのNHKスペシャル見ましたよ。精神科クリニックは机とイスがあれば始められるので開業費が少ない,というどこかのMRさんのコメントにはヘンに関心してしまいましたね。確かに検査機器などなく,いいかげんな面談だけでバンバン処方できるのだから,メンタルクリニックはおいしくてやってられないんでしょうね。どこの世界でも偽者はいますが,医学の領域では精神科が一番うさんくさい(ここでももちろんですが,立派なお医者さんはいます)と昔から思っていました。NHKスペシャルはそれを確認させてくれましたね。
  • 2009-02-26 17:23
  • アサカシキオ
  • URL
  • 編集

[C593]

番組を見た感じでは、うつ病の人を、金儲けに使っている医師も、やっぱり、まだいるんだと思いました。寒々としました。
  • 2009-02-27 11:16
  • 庶民
  • URL
  • 編集

[C594]

アサカさん、
あのMRさんが知人でした。
確かに、私の友達でも、今まで小児科医だったのに「精神科のクリニックを開設する」という人がいて驚いたことがあります(彼女の場合は真面目な動機からで、今も立派にやっています)。

庶民さん、
うつや精神科に限らず、医師に当たり外れがある状態は困ったものですよね。
  • 2009-02-27 14:39
  • medwriter
  • URL
  • 編集

[C596]

>リレンザについて調べたら、ぜんそくのある子供には危険があるとのことで、やっぱりリスクを冒してまで使う必要はなかったと自分なりに納得しました。

こういうお話を伺ったり、件のNスペも見ましたが、やはり、患者側にも医師の情報をうのみにしないリテラシーが必要だなとつくづく思います。

[C599]

鍼灸にも、うつ病の方が、たまにですが来るようになりました。

かなり前ですが許容量の10倍もの薬を処方され続けて、命を落としかけた方がいました。
そこまでいかないまでも、元々の症状と薬の副作用による症状がゴチャゴチャになって、どうにもならない状況でこられる方もいますね。

話をよく聞いてくれ、薬は最小限しか出さない良心的な医者が近くにおられますので、そんな場合はそこを紹介したうえで治療をスタートするようにしています。

Nスペをみて、日本の精神科医療のお粗末さに唖然としました。

[C601] 10倍って…

かもめさん、こんばんは。
かもめさんもご覧になったんですね。あの番組。
許容量の10倍の薬って、信じられないですね。うつの人が鍼治療に望みを託すのもわかる気がします。
  • 2009-03-05 01:20
  • medwriter
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://medwriter.blog45.fc2.com/tb.php/172-7c570585
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
  

Extra

最近の記事

お気に入りに追加

全記事(数)表示

全タイトルを表示

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

  
     
    ★お母さんライター応援ショップ★
  
  
  
    デル株式会社
  
    ドクターシーラボ
  
    MoMAオンラインストアジャパン
  
    ANAの旅行サイト【ANA SKY WEB TOUR】
  
    SEARCH