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ピンクリボン in US

週刊医学界新聞 第2969号(2012年3月12日)に、
医師の李 啓充さんが、「ピンクリボン」 コーメン財団の失敗 という興味深いレポートをされています。

アメリカの大統領選挙の勝敗は、日本ではいつも無視されていますが、
候補者が中絶をめぐる立場の違い、プロチョイス派かプロライフ派か、
その問題にどんな発言をするか、ということが
非常に大きな位置を占めています。

李さんは今回、それを背景にした動きとして、
アメリカのピンクリボン運動推進団体、コーメン財団が
プロチョイス派の非営利医療団体「プランド・ペアレントフッド」への資金援助をやめることにより
女性の怒りを買ったと、その顛末を詳しく書いています。

私は今まで、コーメン財団そのものが女性たちの支持を集め、
ピンクリボン運動の推進力になっているのだと思っていましたが、
この動きをみると、どうやら逆のようです。
まず、ウーマンリブから脈々と続く
ウイメンズヘルス、女性のリプロダクティブヘルス&ライフを守る運動があり、
それが、コーメンに、
大企業や製薬会社トップブランドのデザイナーなども含み大規模な資金提供をさせる力となっており、
コーメンは、自分の病気や治療法のことをよく知りセルフケアしていこうという、
進歩的な女性たちを敵に回したのでは、
がん治療法の進歩・研究という本来の活動ができないと判断したのではないか、と思います。

日本のピンクリボン運動について、いろいろな意見がありますが、
私はまだあまり詳しくありません。
ただ、ピンクリボン運動そのものよりも、
それ以前のところで、
避妊、中絶、刑法堕胎罪、優生思想と、
基本的な問題がまったく手つかずに横たわったままで、生殖技術がどんどん広がり、
選挙でこうした事柄がまったく争点にならない状況のほうが
問題だなあと思っています。


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