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褐色脂肪細胞と赤ちゃんが泣く理由

この間、久々にメタボ関連の仕事をしていたため、
脂肪や筋肉について、学びなおした感じです。

なぜ内臓脂肪は増えるのか、とか、
筋肉で脂肪が燃えるのはどういう仕組みか、とか。
まあ、基礎的な話ですが、
知っていたつもりで知らないことが多くありました。

以前はいろいろな単行本を買って勉強したのですが、
それではやっぱり、基礎的なことがわからないので、
生理学や栄養学などの教科書で、ゼロから復習した感じです。

そんな中で、先日の「クロストーク」じゃないけど、
そこで学んだことが、
思わぬ事象と結びついていたりするので、
「へ~」と思いました。

その一つが「褐色脂肪細胞」。

一般に私たちが「脂肪」と呼んでいるのは、
「白色脂肪細胞」という、脂肪の入れ物のようなところにためている脂肪のことで、
そこには飢えに備えて、消費しきれなかった中性脂肪が蓄えられています。

しかし、脂肪細胞にはもう一つ、
褐色脂肪細胞といって、
脂肪を燃焼する働きをする細胞があります。

この細胞は、首やわきの下などにありますが、赤ちゃんや小さいときはその細胞があるのですが、
成人にはあまりないと言われていました。

しかし、最近、褐色脂肪細胞は成人にもかなりあるとわかってきました。
わかってきた、というのは、
以前は調べられなかったので「ない」と思われていたのですが、
最近の機器の発達により、微量の脂肪の存在を精密に確認できるようになったのです。

褐色脂肪細胞は肩甲骨のほうにかなりあり、
刺激を与えれば増やすこともできる、
ということがわかってきたために、
肥満予防には背中のほうに刺激を与える運動がよいかも、
と言われたりしています。

そして、この知識が私の中では、
意外なところで、意外な話と結び付きました。

それは、医療安全関連の取材をしたときのこと。
カンガルーケアという新生児と母親の出産直後の肌の触れ合いを促すケアがあるのですが
その取材の中での話です。

直接、褐色脂肪細胞という言葉が出てきたわけではないのですが、

新生児が泣くのは、
筋肉を震わせて、熱を生み、体温をあげるためである、という
恒温動物としてのヒトの習性によるものだ、という説明です。
哺乳動物として、母乳を飲ませるのも大切だが、
それ以前に恒温動物であることを忘れてはならない。

新生児は、そのために褐色脂肪細胞をたくさん持って生まれてくる
わけなんですね。

胎内で39度くらいのところにいる赤ちゃんを
生後、母親に合わせて26度くらいの冷房をきかせた部屋に置くときは、
赤ちゃんの体温を維持できるよう、十分注意する必要がある、
というのがカンガルーケアに注意を喚起している医師の話です。

意外なところで、意外な知識が結びつくんですね。


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