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なつかしい名前

先日、坂本龍一さんのブログを見たときのことです。

萱野茂さん(アイヌの元国会議員)の死去を惜しむ話があったので、
それを読もうと思った瞬間、目に飛び込んできたのが「ピーター・ハウレットさん」というなつかしい名前でした。

ピーターは、私の高校時代に通っていた英会話学校の運営者(カナダ人宣教師さん)の息子さんでした。
田舎の高校生として何の刺激もない毎日を過ごしていた私にとっては、東京の学校から休みごとに帰ってくる彼ら3きょうだいは
刺激のかたまりでしたから、音楽のことやアメリカンスクールの話、学校教育のこと、たくさんの話をし、影響を受け…、
思えばその頃に私のカナダびいきやロック好き、政治への関心も始まったような気がします。

私が東京に来てからも、きょうだいで住んでいるアパートに遊びに行ったりして、何年かは付き合いがありましたが、そのうち、一家はカナダに帰り、共通の知り合いなどから、日本には有機農業をやりたいというピーターだけが残り、北海道で農業をやっていると風のうわさを聞きました。
そんな風のうわさもだんだんフェイドアウトして…。
そのピーターが今は農業の傍ら、日本の絵本を英語に翻訳しているというではないですか。
ためしに名前を検索したら、出てきました。
アイアールシー出版

しかも、彼が選んで翻訳している絵本は、うちの数少ない絵本ライブラリーの中でも、子どもに何度も読み聞かせたものばかり。
さらに絵本リストを見ていて、二度びっくりしたのは、
妹のスーザンの名前まで出てきたことです。
(スーザンはカナダでお産婆さんになったと知り、一度会う約束をしたのですが、事情ができて会えなかった)

彼らきょうだいは、高校時代、
バイリンガルをうらやましがる私たちに
「自分たちは日本では外人、カナダに帰ってもみんなとは違うと思われる」と悩みを話してくれたことがあります。
そんな思いが、日本のよい絵本を英語にするという仕事につながっていったのかもしれません。
そして、そんなふうに、それぞれに、居場所を見つけて、彼らにしかできないことをやっているというのも、尊敬します。

おもしろいのは、こうして二人の名をネット上で見ることになる直前に予兆ともいえる出来事があったことです。

私が最近のベストカップルと注目しているのがブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーなのですが、この二人の『Mr. & Mrs. スミス』を遅ればせながらレンタルビデオで見たときのこと。
二人のラブラブシーンのバックに、ボブ・ディランの曲が流れます。
「レイ・レディー・レイ」(LAY LADY, LAY)という初期のラブソングなのですが、これを高校生の頃のピーターはギターの弾き語りで、「♪寝、寝な、寝~」と変な日本語にして歌い、よくみんなを笑わせていたのでした。
つまり、その曲は、ボブ・ディランの歌というより、ピーターの歌として覚えたもので、その曲が流れると、いつも、ピーターの顔が浮かんでくるんです。
当時から、翻訳の道への片鱗があったというのも、おもしろいですね。

いつか、また、彼らと再会する日も来るかもしれません。
昔は彼らからアメリカやカナダの先住民の話を聞いたことはあっても、アイヌの話をしたことはありませんでした。
その後、私もそのことにはずいぶん詳しくなっているし、アイヌの友人もいるので、意外に、近い人脈のところにいるのかもしれません。

地球はやっぱり丸いということでしょうか。

ずっと郷里に住んでいる人にはわからない感覚かもしれませんが、
私のようにふるさとから遠くに住んでいると、
昔の友達に出会うことはほとんどないもので、
うれしさのあまり、思い出話を書きました。
(勝手に名前を出したピーター、スーザン、そのうちに絶対絶対会いましょうね)

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by medwriter
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コメント

[C168] とても興味深い記事でした

medwriterさん経由で、坂本龍一さんのブログもみてきました。
PSE問題のとき、音楽家の先頭きって反対運動されていたので、気骨のある方なのだろうと思っていました。
音楽だけでなく、社会や環境問題などにもグローバルに取り組んでいらっしゃるのですね。
medwriterさんの人脈の広さを実感しました。^^)

[C169] かもめさんへ

こんな私的な話はどうかなあ、と思いつつ書いたので、そう言っていただくとうれしいです。坂本龍一さんは、ポリシーありますね。自分の立場をはっきり表明する著名人は日本には少ないので、私も注目しています。エコバンクなんかも、著名人だからこそできることなので。

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