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映画「湯を沸かすほどの熱い愛」

10月29日公開

宮沢りえ主演。
「ステージⅣの末期がん」で余命2カ月と宣告された主人公、双葉(ふたば)は、
死ぬ前にやらなければいけないこと、を次々に始めていく。

銭湯、「幸の湯」は、夫(オダギリジョー)が1年前にふらりと家を出てから休業中。
パートで働きながら娘を育てている双葉。
ある日パート先で倒れて病院で、ステージⅣの末期がん。膵臓から全身に転移している、という。
(あ~、だから、医者が、ステージⅣの「末期がん」と患者に言うのは、やめてよ~。)

とはいえ、徐々に体力がなくなっていく双葉が、
やっておかなければならないこととは?





最近の宮沢りえは、本当に、演技が冴えわたっていますね。
この前の「ビニールの城」も新境地だけど、あれは役作りがうまいということで。
映画では、「紙の月」の演技が評判にはなったけれど、
私は断然、この役が好き。

そして、この映画は、登場人物が、みな、光を放っているんですよね。
とくに、娘役の杉咲花ちゃん(朝ドラにも出てます、CMで回鍋肉をおいしそうに食べる子)は、
すばらしい!!
情感豊かというか、いい表情をして、見る人の心を動かします。
期待の新人ですね~。

夫が連れてきた子供も、いい演技をするし、
旅の途中で出会う若者(松坂桃李)も、
不自然さのない、素直な演技で、存在感がありました。
オダギリジョーなんか、
ほんとは演技してないんじゃないか?っていうくらい。
もう、こんなやついるよね~、でも、憎めないよね~、っていう役で。

見終わって、なんか、悲しいんだけれど、
胸の中にあったかい火がともされたような
そんな感じになりました。

監督・脚本の中野量太さんは、商業映画はこれが第一作だそうな。
いいですよ。家族がテーマという、映画学校出身者。
是枝監督、うかうかしてられませんよ。
大げさにテーマを掲げないし、説明ぜりふがないし、テンポが心地いいんです。
(ほめすぎ?)

一つ、どうしても納得ゆかなかったのが、
娘の安曇が学校で体操着を脱ぐシーン。
がんばりを象徴したいのかもしれないけど、
どう考えてもふに落ちなかったわ~。
あそこだけ、非現実的なんだよね~。

がんは、死の準備ができるという点で、悪くない病気だと思うけれど、
この映画を見たからといって、自分が余命宣告されたら、どうするかって
考える人はいるのかな?
わたしは無理かも。
やっぱり、死を身近に感じることって、
そのときにならないと。
できそうでできないのが人間だと、私は思います。

この映画の試写を見たあと、つい最近ですが、がんで友人を亡くしました。
だから、がんを患っている人、当事者が見たらこの映画をどう思うか、
こんなに活動できない、これは理想、みたいに思うかもしれません。

でも、自分の命が短いと分かったとき、何をする?
命ってずっと続くものじゃないし、
人とのかかわりもずっと続くものじゃないんだよって
語ってくれる映画だと思うから、見てほしいです。

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