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ドタバタ入院・引越し顛末記 その1

病気だけならまだしも、引越し前日の入院というおぞましい体験は、
一生に一度、あるかないかでしょう。
昨年4月にマンションの真下の部屋が火事になり、家中ススだらけになったときも、一生に一度あるかないかの体験だと思ったのですが、
2年続きの大事件に、
これまで事件とは無縁だった私の人生が、ジェットコースターのように動きを始めた気がして、ちょっと怖い…。
まだまだ油断はできないぞ、と。

ここで、入院までのいきさつを書きます。

今年の春から、食べ過ぎると胃が痛くなる、
という状態が、断続的に続いていました。
徐々に痛みが強くなったので、近くの病院で胃カメラ検査をしたら、
胃炎だといわれ、胃の薬をのんでいたのですが、
一向によくなる気配がなく、
7月に入ると、食べると痛い、ということで、おかゆやゼリー、サンドイッチぐらいしか食べられなくなりました。
病院では今度はCT検査を受けましたが、
私の主治医となった人は、大学病院からの派遣で、週1回、
しかも半日しかその病院には来ないため、
検査の結果は一週間後、と言われ、結果待ちの状態だったのです…。

一方、我が家は、スス汚れの残る部屋からついに脱出できることになり、7月30日を引越し日と決めて、その準備をしていました。
といっても、食事もろくにとらずに、仕事だけは続けていたのだから、引越し準備がはかどるわけがありません。
前日になっても、台所、私の衣類、資料と、私にしかできない部分の片付けはまったく手付かずで、朝からその荷物の整理をやっていたのです。

そして午後。
また、胃の痛みが始まりました。

だんだんひどくなったので、ダンボールの隙間で横になっていましたが、なかなかよくなりません。
その間、お風呂場や玄関の靴や、残った荷物整理をし、冷房をはずしに来た業者さんの相手をし、と一生懸命働いていたダーリンは、
ときどき様子を見に来ては、仁王立ちで私を見下ろし、
「こんな日に…」とつぶやいていました。
「このままじゃ終わらないから、君の資料は、勝手にダンボールに詰め込むからね」てとだんだんテンションが高くなります。(怖い!)

一方私は、夕方になると、急に寒気がしてきて、
身体がガタガタ震えだしました。

様子がおかしいと気づいたダーリンが、
いつもの病院に、これから行ってもよいかと電話しましたが、
「主治医がいないので、来られても困ります」と断られました。

私の主治医を派遣している大学病院に電話しましたが、
まだ、1、2度しかかかっていない医者だったので、
医者の名前を思い出せない、というと、
また断られました。

救急車を呼ぶしかないということになった頃には、
私は痛みと震えで、意識モウロウ。

担架で救急車に乗せられたあと、救急隊員が病院に連絡をし始めましたが、なかなか、受け入れてくれる病院がありません。
きれぎれの意識で、「ああ、こんなことって、本当にあるんだ」
と思いつつ、そのやり取りを聞いていました。
3つ目の病院がようやく受け入れてくれることになったあたりまで、
覚えています。

病院のベッドで、意識がはっきりしたのは、夜8時。
痛みはなくなっていましたが、手に点滴の針が刺され、
いつ着替えたのか、パジャマになっていました。
子どもとダーリンが心配そうに見つめていました。
「胆石だってさ。いったいどんな病院に通ってたんだ?って、
医者が驚いてた。このまま入院して、来週手術するってさ」
とダーリン。
引越しの準備があるから帰る、という二人を見送って、
私はまた眠りました。

次の日の朝、痛み止めや抗生物質のおかげで、
炎症や痛みがおさまりましたが、食事は禁止。
主治医は、朝、様子を見に来て、
「昨日は黄疸も出ていた。検査して一週間も結果がわからない病院って、いったいどんな病院だ?」とまた怒っていました。

荷物もできていないのに、引越しできるのかな、と心配していると、
朝8時半、病院にダーリンから電話があったとのこと。
家に電話をかけてみると、
「新しい家の鍵、どこにあるの? 夜中に鍵をもらってないと気づいて、必死で探したけどないんだよ。どこにしまったの? 
あと30分で引越し屋が来るのに、このままじゃ引っ越せないよ!」
と、完璧にテンパッています。

鍵は管理会社からもらって、一度も動かしてないから、
引越し手続きの書類が入った封筒の中にあるはず、と私が言うですが、
「そこは何十回も見たけど入ってない! いったいどこに入れたんだよ!」
と、またまた怒りの声。
その間にも、引越し屋さんの来る時間が刻々と迫ってきます。
ダーリン「いま、鍵の救急隊に来てもらうように電話したけど、
すぐには来られないってさ。もう、引越しやめる!」
私「でも、キャンセル料が…」
ダーリン「ああ、もう、ドウスンダヨ!」
そこで、電話がガチャンと切られました。

私はナースステーションに行き、看護師さんに
「私が帰らないと引越しできないから、
今すぐ帰ります」
と言うのですが、なかなかOKが出ません。
「ダメだと言うなら、点滴つけて、勝手にタクシーで帰ります」
というとしぶしぶドクターに電話して、
2時間の外出許可をもらってくれました。

それで、あわててタクシーで家に戻ったのですが…。(つづく)

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by medwriter
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コメント

[C292] 本当に大変でしたね。

まるで修羅場の連続ですね。
続編が楽しみ…。
だけど、無理しないでくださいね。
ゆったり続きを待ってますから。^^)

[C293]

かもめさん、ご安心ください。少しずつ書きためてアップしていきますから。

[C294] なんでまた一緒に

手術と引越し。なんでまた一緒に来るかなあ……。
テンぱるダーリンの気持ちもすごくわかるんだけど、medwriterさんも大変でしたねー。
それに引き換え、この夏の私ってホント平穏だわー。「あづいー」とか言いながら、あずきバーと水出し緑茶でマッタリ仕事してました。。。
続編、楽しみにしてまっす。
  • 2006-08-31 11:52
  • あみのっち
  • URL
  • 編集

[C295]

意識が薄れていくなんて・・・・こわ~い体験ですね。綺麗なお花畑見ませんでした?・・・本当に受け入れ病院があってよかったわ~
母の癌も1年近く検査シまくったのに、発見されなかったのです。どうしても不安な母が自分で、血液検査の結果を医者の甥っ子に送ったのです。ビックリした甥っ子が、転医させて、即、手術。家族は、後悔しましたよ~。放置したわけではないのに、進行してしまいましたから・・・まだ、元気に存命ですけど。
医者の実力の違いって大きいですよね。
  • 2006-08-31 22:55
  • papimam
  • URL
  • 編集

[C296]

あみのっちさん、平穏が一番ですよ~。しみじみと、そう思います。

papimamさん、お母さんのがん、手遅れにならなくて本当によかったですね。
病院選びは本当に大事ですね。救急で入院した病院の話も、次から始めますから、お楽しみに。

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