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最近の映画
最近、試写会で見た映画の感想です。
『ママの遺したラヴソング』シェイニー・ゲイベル監督
長年会っていなかった母の訃報を聞き、フロリダで怠惰な生活を送っていたパーシー(スカーレット・ヨハンソン)はニューオーリンズの母の家に戻る。そこには見知らぬ男二人が。ひとりはアルコール中毒で、ヨレヨレの元文学部教授。もう一人は、彼を慕う作家志望の青年。そこで、いやいやながら、3人の同居生活を始めたパーシーは、ヨレヨレのオジンとぶつかりながらも、母の遺したものを取り戻していく…。
このヨレヨレ元文学部教授ボビー・ロングを演じるのが、あの、ジョン・トラボルタ。「サタデー・ナイト・フィーバー」の印象しかなかったけれど、なかなか味のある中年になっておりました。
生前のママは回想シーンでもまったく出てこないにもかかわらず、徐々にその人物像を浮かび上がらせる手法も好きです。母娘の関係をしみじみ感じさせてくれて。
でも、この作品のいちばん好きなところは、オープニングのギターのワンフレーズを聞いただけで、「好きだ、この映画」と直感させてくれたミュージックです。そして、その音楽こそがこの映画の真の生みの親だったこともパンフレットで初めてわかりました(原題が「A LOVE SONG FOR BOBBY LONG」である理由も)。すべてを宣伝材料にしないこの奥ゆかしさ。
ついでに、登場人物が、いやというほどタバコを吸い続けるのを見て、アメリカって広いなあと思いました。
『輝ける女たち』ティエリー・クリファ監督
カトリーヌ・ドヌーヴが、堂々たる中年(?)太り体型をさらけだします。確かに存在感はある。
「キャバレー"青いオウム"を舞台に、一度はバラバラになった家族が再び向き合い、自分らしい、輝いた生き方を見つけだす。」ということで、タイトルに惹かれて見たのですが、残念ながら、それほどの発見はありませんでした。
『ピンチクリフ・グランプリ』(公開中)
ノルウェーで1970年代につくられた人形アニメです。これは、子どもたちといっしょに見ました。
自転車修理工で発明家のおじいさんとその助手たちの、なんとものんびりした日常。そんなある日、かつての弟子のニュースが。なんと、おじいさんから盗んだ発明を使って、その弟子はカーレースに出場するというのです。それを知ったおじいさんチームはカーレースで裏切り者に挑みます。
パソコンがなかった時代のアナログな発明道具がたくさん出てきて、しかも、とても機能的な仕上がり。仕事場も山の風景も、カーレース会場のオーディエンスの人形一体一体までも、とてもよくできていて、温かみがあります。
日ごろ、DSばかりやっている子どもたちの反応は? 最初はくすくす笑いだったのが、徐々に画面に釘付けになり、最後は…。
やっぱり、アナログはいいなあ。
この映画、制作国のノルウェーにならって、映画館(シアターN渋谷)では、「パパ・クォーター制」を実施しているとか。パパと子どもの組み合わせで行くと、パパの入場料が1000円になっちゃうそうです。「パパ・クォーター制」は、男の育児参加を促すために、育児休暇は父親が一定期間取らないと、母親も休暇を取れないという制度です。
父子が映画を見ている間、お母さんは、ゆっくり休日を楽しんではいかがでしょう。
ブログランキング、クリックお願いします。
http://blogranking.fc2.com/in.php?id=8729
http://blog.with2.net/link.php?226716
『ママの遺したラヴソング』シェイニー・ゲイベル監督
長年会っていなかった母の訃報を聞き、フロリダで怠惰な生活を送っていたパーシー(スカーレット・ヨハンソン)はニューオーリンズの母の家に戻る。そこには見知らぬ男二人が。ひとりはアルコール中毒で、ヨレヨレの元文学部教授。もう一人は、彼を慕う作家志望の青年。そこで、いやいやながら、3人の同居生活を始めたパーシーは、ヨレヨレのオジンとぶつかりながらも、母の遺したものを取り戻していく…。
このヨレヨレ元文学部教授ボビー・ロングを演じるのが、あの、ジョン・トラボルタ。「サタデー・ナイト・フィーバー」の印象しかなかったけれど、なかなか味のある中年になっておりました。
生前のママは回想シーンでもまったく出てこないにもかかわらず、徐々にその人物像を浮かび上がらせる手法も好きです。母娘の関係をしみじみ感じさせてくれて。
でも、この作品のいちばん好きなところは、オープニングのギターのワンフレーズを聞いただけで、「好きだ、この映画」と直感させてくれたミュージックです。そして、その音楽こそがこの映画の真の生みの親だったこともパンフレットで初めてわかりました(原題が「A LOVE SONG FOR BOBBY LONG」である理由も)。すべてを宣伝材料にしないこの奥ゆかしさ。
ついでに、登場人物が、いやというほどタバコを吸い続けるのを見て、アメリカって広いなあと思いました。
『輝ける女たち』ティエリー・クリファ監督
カトリーヌ・ドヌーヴが、堂々たる中年(?)太り体型をさらけだします。確かに存在感はある。
「キャバレー"青いオウム"を舞台に、一度はバラバラになった家族が再び向き合い、自分らしい、輝いた生き方を見つけだす。」ということで、タイトルに惹かれて見たのですが、残念ながら、それほどの発見はありませんでした。
『ピンチクリフ・グランプリ』(公開中)
ノルウェーで1970年代につくられた人形アニメです。これは、子どもたちといっしょに見ました。
自転車修理工で発明家のおじいさんとその助手たちの、なんとものんびりした日常。そんなある日、かつての弟子のニュースが。なんと、おじいさんから盗んだ発明を使って、その弟子はカーレースに出場するというのです。それを知ったおじいさんチームはカーレースで裏切り者に挑みます。
パソコンがなかった時代のアナログな発明道具がたくさん出てきて、しかも、とても機能的な仕上がり。仕事場も山の風景も、カーレース会場のオーディエンスの人形一体一体までも、とてもよくできていて、温かみがあります。
日ごろ、DSばかりやっている子どもたちの反応は? 最初はくすくす笑いだったのが、徐々に画面に釘付けになり、最後は…。
やっぱり、アナログはいいなあ。
この映画、制作国のノルウェーにならって、映画館(シアターN渋谷)では、「パパ・クォーター制」を実施しているとか。パパと子どもの組み合わせで行くと、パパの入場料が1000円になっちゃうそうです。「パパ・クォーター制」は、男の育児参加を促すために、育児休暇は父親が一定期間取らないと、母親も休暇を取れないという制度です。
父子が映画を見ている間、お母さんは、ゆっくり休日を楽しんではいかがでしょう。
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コメント
[C376] 私も2月は映画強化月間です
- 2007-02-16 23:20
- 編集
[C377]
あみのっちさん、こんにちは。きのうも「ツォツイ」の試写を見ました。
映画も半分は仕事。某紙の契約ライターとして、映画紹介もときどき書きます。なので、マスコミ試写会にも行けるのですが。ポップコーンが食べられないのが苦痛。
映画も半分は仕事。某紙の契約ライターとして、映画紹介もときどき書きます。なので、マスコミ試写会にも行けるのですが。ポップコーンが食べられないのが苦痛。
- 2007-02-17 12:49
- 編集
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『ママの遺したラヴソング』、雑誌で紹介記事を読んで絶対に観るぞ~!と思っています。音楽もいいんですね!楽しみ~。
また、よかった映画を教えてください。