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家を持たない子どもたち

趣味と実益をかねた試写会めぐりにはまりそうなmedwriterです。

映画「ツォツイ」を見ました。南アフリカの現実を描いた映画です。
アパルトヘイトが廃止された南ア。しかし、黒人内の格差も広がり、旧黒人居住区には、スラムが残り、生きるのに精一杯の暮らしが広がる。そんな中で、「不良」「チンピラ」の意味を持つ、「ツォツイ」と呼ばれる少年は、仲間とともに窃盗や強盗を働いていた。ある日、盗んだ車の中に、赤ん坊を見つけ…。
原作はアパルトヘイト時代に書かれたが、時代を現代に置き換えたストーリーが、南アのヒップホップ「クワイト」ミュージックをバックに進む。

ズバリ、秀作です。音楽もすばらしい。
前にも書きましたが、南アではHIV患者が悲惨な運命をたどっており、主人公の母親もHIV患者。家を飛び出し、子どもだけで空き地に暮らしていた彼がなんとか住む家を手にいれたのは、悪さの証明のようなもの。自分の名前さえ忘れてしまった彼が、人間らしさを取り戻していくにはたくさんの犠牲と時間がかかります。
赤ん坊への彼の思いには、自分自身を人間として扱ってほしかったという切なる願いがこめられているようで、南アばかりか、世界中にいる「ツォツイ」の叫びのようなものが聞こえてきます。
4月14日公開が決まったそうなので、ぜひ見てほしいと思います。

その直後に読んだのが、
「10歳の放浪記」(上條さなえ)という本。
10歳の放浪記 10歳の放浪記
上條 さなえ (2006/11/30)
講談社
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こちらは、日本の少女が、昭和30年代に、父とともにホームレスとなって、池袋のドヤ街でその日暮らしを続けた末に養護施設に預けられるまでの自伝です。

児童文学者の上條さなえさんは、埼玉県教育委員長でもあったことから、自らの生い立ちを告白した本書は注目されています。
彼女の場合は、周りの大人たちが人情味のある人たちで、
これがもし現代ならこうはいかないだろう、と想像すると恐ろしいような出来事もたくさんありますが、それにしても、その時代に負った心の傷は深いものがると思います。
子どものいじめや自殺は大人社会の反映だと思うし、子どもたちもいやおうなしに格差社会に投げ出されている今の日本で、彼女がこの本を書かねばならないと思った意味を考えると、深刻です。
養護施設に入ってからのことは、すさまじいいじめにあったとだけ書かれているので、読み終えて、泣きたい気分になりました。

こういう人こそ、教育委員長にふさわしい人材だと思います。
これも、ぜひ読んでほしい作品です。

子どもたちが、幸せな子ども時代を送れるような社会を!!

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[T3] 南アフリカ[世界の旅]

南アフリカ南アフリカ共和国(みなみ―きょうわこく)、通称南アフリカは、アフリカ|アフリカ大陸最南端に位置する国。ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、モザンビーク、スワジランドと国境を接し、レソトを囲んでいる。首都はプレトリア。鉱物資源に恵まれ金やダイヤモンド
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